ほんの少しの気づきで変わる あなたの『ハッピーワーク』メソッド 

全ての働く女性に、快適で心地よい人間関係構築のためのちょっとしたヒントをお送りします

"~すべき”が口癖の上司

こんばんは、MARIです。

ご覧いただき、ありがとうございます。

 

今日は以前勤めていた会社のある同僚の言動から学んだをお伝えしたいと思います。

 

その日は、朝の通勤時間帯に大雨が降って、交通機関が大幅に乱れており、

私はギリギリ始業時間の9時に間にあったのですが、9時前に出社できたのは

部署でほんの数名。

みんな30分から1時間ほど遅れて会社に到着しました。

 

そんな中、隣のチームのAさんも15分程遅れて出社したのですが、

出社するなり上司に呼ばれ、何やら怒られている様子。

伏し目がちに席に戻ってきたAさんがかなり落ち込んでいる様子だったため、

気になった私は、昼休みに食事をしながら仕事をしているAさんに声を

かけてみました。

  

すると、「私が悪いんですけどね…」と言いながらAさんはこんなことを

話してくれました。

「上司から、今朝の遅刻を責められたんです。

昨日の夜の天気予報から今朝は大雨で交通機関が乱れる可能性が高い

と言っていたんだから、それを見越して家を早く出るなど努力をすべきだって…」

 

続けて、

「確かにそうなんです。上司の言うことは正しいんです。

現に、私より家が遠い上司はちゃんと時間前に来ていましたし。

でも、私だって今朝は10分早く家を出たんです。昨日は残業で遅くまで

会社にいたので、天気予報確認する時間がなくて…

でも、これって言い訳ですよね、上司にもそう言われました。

頑張って昨日も遅くまで仕事したのに、なんだかやる気がなくなちゃいます」

 

この話を聞いて、思い出したことがあります。

この上司と私は同じ立場におり、それぞれのチームの役割分担や

連携の方法を話し合うことが多かったのですが、

その時に返ってくる返事はいつも

「でも、それって、そっちでやるべきことですよね」とか

「本来こうあるべきですよね」とかばかり。

 

何を言っても、いつも“~すべき”“こうあるべき”と正論ばかり言われ

内心辟易したものの、それでも初めのうちは、何とか少しでも歩み寄ろうと

努力しました。

でも、いつも同じことの繰り返しで、いつしか自分が責められているような

気持になり、そして「どうせ話しても無駄だ」と話し合うことを止めた

どころか、気付けば無意識のうちに、必要最低限のコミュニケ―ション

しかとらなくなっていました。

 

いくら正しいことを言っていても、「~すべき」とか「こうあるべき」

ばかり言われると、言われた側は責められている気がしてしまうものです。

現にAさんも、遅刻したことを上司から“怒られた”ではなく、

“責められた”と言っています。

 

責められたと感じた人間は、自分はダメだと卑下したり、責めた人の前で

委縮して本来の自分の力が発揮できなかったりします。

また、その人とコミュニケーションをとることを避けたり、仕事への

モチベーションが下がることで、結果的にチーム全体のパフォーマンスの

低下につながることもあるでしょう。

 

この上司も、きちんと部下を指導したいという気持ちから、遅刻したAさんを

叱ったのだと思います。

ただ、「こうあるべき」という、強い自分の価値観を押し付けすぎたことで、

反発を招き、せっかくの正しい指導が逆効果になってしまいました。

 

Aさんは最後にこう言っていました。

「せめて、昨日遅くまで残業していたことを労ってほしかった。

それに、もう少し早く家を出た方がいいね、とか言ってくれれば、

気持ちは全然違うんですけどね。

だってやっぱり上司が言うことは間違っていないですから」

 

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【今日のポイント】

 正しいことも、いい方次第で相手の受け取り方は変わります。

 『べき論』の押し付けは、たとえ正しいことでも、

 相手に「責められた」、「非難された」というマイナスの感情を

 呼び起こし逆効果になる可能性もあります。

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